理学療法学科
リハビリトレーナーコース
理学療法学科リハビリトレーナーコースは、理学療法の学びを土台としてスポーツ業界での活躍を目指す新コースです。スポーツに関わる複数の資格取得に必要な選択科目を設け、卒業後は医療機関に限らず、アスリートへのコンディショニング・障がい者スポーツ・スポーツマネジメント・スポーツ科学を牽引する企業への就職など、可能性を拡げます。
取得を目指す資格
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国家資格 FCM
[フィットネスクラブ・マネジメント技能士 3級]一般社団法人日本フィットネス産業協会
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JATI-ATI [JATI認定トレーニング指導者資格]
一般社団法人日本フィットネス産業協会
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NSCA-CPT [NSCA認定パーソナルトレーナー]
特定非営利活動法人 NSCAジャパン
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初級障がい者スポーツ指導員
公益社団法人日本パラスポーツ協会
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BLS [Basic Life Support]
特定非営利活動法人日本ACLS協会
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福祉住環境コーディネーター
東京商工会議所
\Wライセンスで可能性が広がる!/
本コースが想定する
“卒業後の就職イメージ”
- フィットネスクラブのマネジャー
- 障がい者スポーツにおける支援者
- スポーツイベント関連企業の企画担当者
- トレーナー派遣会社の正規社員
- プロスポーツチームの専属トレーナー
- 企業や実業団チームの専属トレーナー
など
フィットネスクラブ・マネジメント技能士 3級(FCM)と、JATI認定トレーニング指導者資格(JATI‐ATI)を取得することで、スポーツ分野における活躍の領域が拡がります。さらにNSCA認定パーソナルトレーナー資格(NSCA‐CPT)や障がい者スポーツ指導員(現:公認パラスポーツ指導員)も取得し、アスリートのトレーナーとして活躍することも可能です。
FCM(3級)を取得するメリットとして、基礎的なトレーニング指導のほか、店舗運営や顧客対応など、フィットネスクラブや健康産業で働くための礎を修得していると見なされますので、関連する企業への就職に有利になります。近年では、フィットネスクラブでの就職採用条件にも取り入れられています。
スポーツの世界で幅広く活躍するために必要な科目を数多く配置しています。“自らの将来ビジョンに合った科目”を学び、卒業後はスポーツの世界を牽引できる人材として大いに活躍していただきます。
科目紹介
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障がい者スポーツ理論
障がいの特性を理解し、介入方法や指導方法、コミュニケーションについて配慮すべきポイントや具体的な聞き方や伝え方の工夫について学習。「スポーツのインテグリティと指導者に求められる資質」、「パラスポーツの意義と理念」、「各障がいの理解」について講義します。
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スポーツマーケティング
スポーツマーケティングの基礎的な知識やスキル、基本的な理論を学習、また地域で行われる教室や大会などへ積極的に関わるために地域のスポーツ振興状況および全国障がい者スポーツ大会の基本的理念について学習する。この具体的な講義内容としては、「パラスポーツ推進の取り組み」「パラスポーツに関する諸施策」「全国障がい者スポーツ大会の概要」等があります。
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障がい者教育総論
障がい者教育の歴史を踏まえ、現在の特別支援教育の制度、障がいの特性、障がい者教育について学習。またスポーツ活動をしている障がい者に対するコミュニケーションおよびソーシャルスキルの基礎を学び、障がい者にとってのスポーツの必要性について、「コミュニケーションスキルの基礎」「障がいのある人との交流」「各障がいのスポーツ指導上の留意点と工夫点」などを学びます。
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スポーツ栄養学
基礎的な栄養学の知識を土台として、身体づくり、体調管理、競技への対応などに活用するためのスポーツ栄養学的な知識を幅広く習得し、日常生活や競技生活に生かすことを目標とします。
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スポーツ心理学
スポーツ選手や学習者の心理的諸問題(不安への対処、モチベーションの維持や向上、ストレスマネジメントなど)に対して、学術的な根拠に裏付けられた対応を行うことが求められています。この講義では、スポーツ心理学の理論を理解し、心理テスト、グループディスカッション、事例検討を通して、上記のような心理的諸問題に現場で対応できる力を学習します。
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コンディショニング概論
コンディショニングについての概念から、その構成要素、種々のトレーニングについて理解を深めます。また、競技種目ごとの特性を考慮したトレーニングプログラム作成に必要となる評価方法等について学習し、傷害予防や競技力向上に役立てられるように学習します。
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コンディショニング演習
コンディショニング概論での学習内容を発展させて、各種スポーツ競技の特性を理解し、傷害予防を目的としたテーピング・マッサージ、並びに競技力向上を目指したアスレティックトレーニングの実践を行います。
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アスレティックリハビリテーション
アスリートに対するリハビリテーションでは、安全かつ早期の競技復帰のために、的確な情報収集と評価に基づくリハビリテーションが必要です。運動とスポーツ傷害の関係を身体構造、機能面から学習し、具体的なスポーツ外傷・障害を想定した段階的プロトコールに基づくアスレティックリハビリテーションの実施と指導方法を学びます。
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アスレティックトレーナー 検査・測定・評価
スポーツにおける測定方法と評価方法に関する基礎的な知識を得ることに加えて、専門的な各種測定方法の目的、特徴、長所・短所について学習。さらには、スポーツ科学を中心とした幅広い知識と教養を習得し、医学的知識を備えたスポーツ指導者の育成をする上で欠かすことができない、スポーツにおける種々のパフォーマンスを数量化するという考え方の習得を目指します。
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野外教育論
野外教育の原理、歴史、意義と目的を理解する。野外教育の事例を紹介し、理解を深め、野外教育をとりまく課題について検討する。また、スポーツならびにパラスポーツイベントを企画運営する際に必要な知識やスキル、考え方、業務内容などを理解することを目標とします。
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スポーツ外傷・障害学
子どもから高齢者までの急性および慢性のスポーツ傷害(外傷と障害)の病態やそのメカニズムに関する知識を整理し、代表的な競技・スポーツによる傷害について評価の意義、目的、判断基準や治療方法とともに、傷害予防や再発防止に対するアプローチついて学習します。
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体力トレーニング論
体力向上の基本的概念や意味、トレーニング場面に関係する身体構造や機能を学び、トレーニング法の原理・原則や実施法について学びます。また、年齢や障害の有無、性差など個人の特性や異なる環境でのトレーニングについても理解を深め、様々なトレーニング用例を実施・指導できる知識を身につけます。
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スポーツバイオメカニクス
スポーツに関する映像などを題材として、科学 的な手法により競技の強さや巧さについて理解します。スポーツの動作分析等に必要なバイオメカニクス分野の考え方や分析方法についての知識を身に付けることを目標とします。
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スポーツ科学特講
スポーツ分野に関わるトレーナーもしくはスタッフとして、常に新しい知見や技術を習得し、問題を整理し、解決する姿勢が必要であり、その問題を解決するための、調査および計画・文献検索・統計処理・論文のまとめに関する知識や技術などを学習します。
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スポーツ科学特講演習
スポーツ科学特講に基づいて、スポーツ分野のトレーナーもしくはスタッフに求められる責務について、学外(国内外)での実践現場で学びます。チームの一員として、連携の方法や対策について学び、実践現場で問題課題の抽出や問題解決能力を身につけることが目標です。